オノゴロブログ

蒼人です。ブログを再び始めました

ゾイドのすゝめ・バーニングライガー

このブログでゾイドの入門記事なんかを書く意味ってあるんだろうかと思っていて今までは載せていなかったけど、こちらのツイートを拝見してちょっと載せてみようかと思い直した。

 

実は一度没になった記事なんだけど載せてみようかと思う。

 

模型を始めたら自分がどう変わるかというより、「ゾイド楽しいよ!」というのに終始してしまった記事なんだけど。

それでは、始まり始まり〜

 

 

今回は現時点での最新ゾイドキット、「バーニングライガー」と「インパクトガトリング」を紹介!

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最新キットに触れる前に、まずは「ゾイド」というムーブメントの大まかな歴史をご紹介。

 

ゾイドには大きく分けて3つのブームがある。

1983年から1991年までの第一期(メカ生体ゾイドの時代)、1999年から2006年までの第二期(TVアニメ『機獣新世紀ゾイド』〜同『ゾイドジェネシス』の時代)、そして2018年から現在好評展開中なのが第三期の「ゾイドワイルド」。

 

第三期ゾイドワイルドシリーズの特徴は何と言っても「ワイルドブラスト」と呼ばれる「必殺技」が各機種ごとに設けられていること。

 

ゴリラ種のゾイドならドラミング、アンキロサウルスなら尻尾のハンマーを振り回す……という具合に動物の生態に沿った(あるはそう信じられている)アクションを行うものがいる一方、ピノサウルスの背ビレが丸ノコに変形してグルグル回転し始める、バッファローの背中から9連装砲が迫り出して砲撃を開始する……という具合に生物の生態とはかけ離れたケレン味溢れるアクションを披露してくれるタイプもいて、「次に出るゾイドはどの動物をモチーフにしたものなんだろう」という気持ちに加え、「次のゾイドはどんなユニークなアクションを見せてくれるんだろう」というワクワク感がある。

 

しかし本作バーニングライガーには個別のアクションは用意されていない。

ゾイドのアクションの基本とも言える歩行以外には動きがないのだ。

 

「え?最新作なのに個別アクション無いの?そんなの退化じゃん!」と思うでしょう?いやいや。そう早まらないで欲しい。

実は、このバーニングライガー、別売りの「インパクトガトリング」という武器を搭載することでその真価を発揮するようになっているのだ!

 

どんな感じになっているのか、早速キットを組み立てていきましょう!

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パッケージと内容物紹介

(左がバーニングライガー、右が改造武器のインパクトガトリング)

 

今までのワイルドシリーズは機体を組み立てる過程を「発掘」・「復元」と呼び、化石を発掘して全身骨格を復元する気分をユーザーに味わわせてくれていた。

 

その演出としてキットのパッケージ内装も地層を模したようなプリントが施されていたのですが、今作バーニングライガーからプリント無しの普通の箱になってしまい、少し寂しい。

 

ゾイドワイルドシリーズのキットはパーツはランナーから切り離し済み、説明書はフルカラー、そしてパーツ分割が最低限(=一つ一つのパーツが大きい)という仕様で、初心者でも組みやすい工夫が徹底的に施されています。

 

「一つ一つのパーツが大きくて分割も最低限だったらキット自体も大味なんじゃないの?」と侮ることなかれ。

最低限の分割なのにこのハイディテール

タカラトミーというメーカーがゾイドシリーズに託した本気度を垣間見ることができる。

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右側のたった3パーツに加え、ゾイドアイデンティティとも言える

キャップを組み合わせるだけで左の後ろ足が完成!

 

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裏側は流石に肉抜きが目立つものの、

見栄えが悪くならないよう最低限の配慮がなされている

 

ランナーからパーツが切り離されているというのは素晴らしいもので、完成後には掌に治らないくらいの大きさのキットがわずか20分ほどで出来上がる。

バーニングライガーに対応したオプション武器、インパクトガトリングを含めても30分足らずで完成!

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このインパクトガトリングは他のキットにも装備できるものの、その真価を最大限位引き出すことができるのはなんと言ってもこのパーツに対応したバーニングライガー

 

背中と四肢、全身五箇所に装備が可能となっている。

 

僕はインパクトガトリングを三つ購入。装備して実際に動かしてみた動画がこちら!

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はてなブログが動画はgifにしか対応していないのでgifにて

 

今までにもガトリングを装備したゾイドはいくつもありましたが、それらはいずれもガトリング砲をずっと回し続けるというものだった。

しかし今回のインパクトガトリングは停止→回転→停止→回転 を繰り返すという動きを見せてくれる。これはゾイドに20年触れてきた僕にとっても非常に新鮮な動き!

そのギミックは蓋を開けてみると実に単純な仕掛けなんだけど、どんな原理でこの動きを再現しているのか、それは実際に組み立てた人にしか分からない。

組んだ人だけのご褒美なので、気になった人は是非ご近所の模型店や量販店の模型コーナーへGO!

 

ゾイドは非常に優れた商品だけど、ゾイドに触れたことのない方はどうしても子供が親しむものだという印象が強いと思う。

しかし、実はゾイドは大人の鑑賞にも耐えるポテンシャルを秘めているので、是非とも生粋のモデラーもこのキットを楽しんでみてほしい!

 

プラモデルの楽しさの瞬間最大風速は組み立て作業中。

しかしゾイドは動力を搭載しているため、組み立てた後に動かす楽しみが待っているのが最高に嬉しいポイントだと思う。

 

一度買えば二度美味しいゾイド。きっとあなたも夢中になりますよ!